iDeCo_資産形成8

・個人型確定拠出年金(iDeCo)
確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産形成を図る年金制度です。掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。また、掛金、運用益、そして給付を受け取る時には、税制上の優遇措置が講じられています。国民年金や厚生年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための資産形成方法のひとつとしてご活用ください。


メリット
①掛金が全額所得控除
仮に毎月の掛金が1万円の場合、その全額が税額軽減の対象となり、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円、税金が軽減されます。所得控除の手続きは、掛金の払込方法や加入者区分によって異なりますので、よくご確認ください。
②運用益も非課税で再投資
通常、金融商品を運用すると、運用益に課税されますが(源泉分離課税20.315%)、「iDeCo」なら非課税で再投資されます。
※特別法人税(積立金に対し年1.173%))は、現在、課税が停止されています。
③受け取る時も大きな控除
「iDeCo」は年金か一時金で、受取方法を選択することができます(金融機関によっては、年金と一時金を併用することもできます)。


デメリット
①60歳になるまで引き出せない
iDeCoで積み立てたお金は、60歳になるまで引き出すことができません。定期預金のように、「最悪の場合、解約して現金化する」ということができないので注意が必要です(※積み立てを停止することは可能)。
②iDeCo専用口座の開設・維持に手数料がかかる
iDeCoを始めるには、銀行や証券会社等でiDeCo専用口座を開設する必要があるのですが、専用口座の開設・維持には手数料がかかります。
開設手数料はどこも2,829円で横並びですが、維持手数料は金融機関によって差があります。一番安いところで月171円、高いところで月629円、その差458円。なので、専用口座を開設する際は、維持手数料の安い金融機関を選ぶことをおすすめします。


■iDeCo公式サイト
https://www.ideco-koushiki.jp/guide/